備陽史探訪(びようしたんぼう)の会は、昭和55年9月、「備後を中心とした地域の歴史を研究し、愛郷の精神を涵養する」ことを目的に創立しました。
現在、「古墳研究部会」「城郭研究部会」「歴史民俗研究部会」の3つの部会を柱として、古代・中世・近世・近代にわたる、地元備後の歴史について調査・研究・学習を重ねています。
●現地を訪れて歴史を学びます
徒歩・バス・一泊旅行など、実際に現地を訪れて、担当者の案内の下、歴史の見聞を広めます。年に7回程度開催。その他に、現在、一番人気の毎月第一土曜日に開催する「ぶら探訪」。市中を午前中のみ散策し、地元の歴史を再発見するコースです。
●毎月学習会を開催し、知識を深めます
「古墳研究部会」「城郭研究部会」「歴史民俗研究部会」がそれぞれ月1回、学習会を開催しています。古墳や山城、福山の歴史など、文献資料などを基にテーマを決め、学習します。
●刊行物の発行により、情報の発信・意識啓発を行います
年6回の会報『備陽史探訪』、年1回の機関誌『備陽史研究 山城志』の発行により、各会員の論文や研究レポートを発表すると共に、エッセイやクイズなど柔らかい表現で、地元の歴史を広く発信します。
また、創立記念事業として、これまで『古墳探訪』『山城探訪』『ふるさと探訪』『続・山城探訪』『福山の遺跡100選』などの書籍を発刊してきました。
●講演会の開催で、地域文化に貢献します
年4回の歴史講演会(内2回は「広島県県立歴史博物館と共催」)には、内外の著名な歴史家や研究者を招き、地元の歴史について語っていただきます。
●フィールドワークを行い、実際的な調査の手法を学びます
不定期で、「古墳分布・測量調査」「山城測量調査」「発掘体験会」など開催。初心者でも測量器具を使用した調査に参加したり、実際の発掘現場にお邪魔して発掘体験ができます。調査報告は研究部会担当者がきちんとした報告書にまとめ、当会にて発表します。
※平成24年からは創立35周年記念事業として「福山市内の中世石造物の調査」を行っています。
●地域と共に歩んだ31年の軌跡
毎年5月5日子どもの日に開催する 「親と子の歴史ウォーク(旧・親と子の古墳めぐり)」は今年で31年目となりました。地域の子どもたちに地元の歴史に親しんでもらい、地元への愛着を高めることを目的としています。「福山古墳ロード」整備事業もその一環です。
●「福山古墳ロード」整備事業
平成18年度・19年度の「ふくやまの魅力づくり事業」に対して、備陽史探訪の会が提案し採用された事業です。近田駅を基点に神辺平野北部に位置する駅家町から加茂町にかけて数多く存在する古墳、その他史跡を「古代散策の小道」として設定。各ポイントの案内標識、看板、パンフレットなどを作成し、Aコース・Bコース・Cコースの整備事業を実施しました。現在も、史跡めぐりのモデルコースとして、多くの市民に利用されています。
現在、会員数は280名です。会員は各自のペースや興味のある範囲で、気軽に参加できます。詳しい内容は備陽史探訪の会公式サイトをご覧ください。
備陽史探訪の会公式サイト |
今、地元めぐりが熱い!(地元歴史を再発見する「ぶら探訪」は人気の催しです)
「福山古墳ロード」整備事業
フィールドワーク「駅家町の土井の塚古墳測量調査」
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